2006 FIFAワールドカップ:日本戦観戦記

☆日本:グループF

第1戦:2006年6月12日(月) 会場:カイザースラウテルン、観衆:46,000

 

日本   オーストラリア
1
前半
0
後半
     
合計

【得点者】

日本:中村俊輔(前半26分)

オーストラリア:カーヒル(後半39分)、カーヒル(後半44分)、アロイージ(後半47分)

第2戦:2006年6月18日(日) 会場:ニュルンベルク、観衆:41,000人

 

日本   クロアチア
前半
0
後半
     
合計

 

第3戦:2006年6月22日(木) 会場:ドルトムント、観衆:65,000人
日本   ブラジル
前半
0
後半
     
合計

【得点者】

日本:玉田圭司(前半34)

ブラジル:ロナウド(前半46分)、J・ペルナンブカーノ(後半8分)、

ジウベルト(後半14分)、ロナウド(後半36分)

ペイ三郎でございます!  私がこのコーナーを担当してから初めてのビッグな大会、“ワールドカップ”。 いわゆる今回の観戦記がひとつの“集大成”でした。 しかしいざふたを開けてみると、何かあっという間の出来事で、「後から悔しさがこみ上げて来る」そんな大会だったような気がします。 それはアダモ師匠も同じだったようで・・・。 

それでは、アダモ師匠も本当に悔しかった“無念の観戦記”をお送りします!!

「サッカーは走れなくてはサッカーにならない!!!」

島崎でございます。最後のブラジル戦が終わってから結構時間が経ちますが、今でもはっきり言って本当に残念です。中田英は「これが我々の実力です」と言い訳はしない。潔い言葉をプロらしくメディアの前で喋っていたのだが僕はそうは思いません。

今回の日本代表、“ものすごく” とは言いませんが “もう少し力はあった” と思う、少なくとも予選リーグを突破するだけの力は持っていたと思います。もちろんブラジルは別格として、予選リーグを突破したオーストラリアと、日本と同じように敗退したクロアチアにも予選リーグを突破するだけの力はありました。 日本との力の差はオーストラリア・クロアチアに関しては、ブラジルのような別次元の差ではなかったと思います。この3チームは紙一重! 紙一重という差の捉え方はいろいろあると思いますが、考えようによってはこの3チームはお互いが“何とでもなる差(3チームとも可能性があった)”と言っていいでしょう。そんな力関係の中で日本が負けたのが本当に悔しい! この僕の悔しさをもっと具体的に言いますと、自分たちの力を出し切って “何とでもなる差”  に負けたのだったらまだ許される。それはサッカーの勝利の神様が微笑んでくれなかったということです。 しかし、今回の代表は自分たちの力を出し切れていなかった。そこだっ! 自分たちの力を出し切れないで、その“何とでもなる差”に負けたのだ!! そこが本当に本当に悔しいです。それがサッカーだと言えばサッカーなのだが・・・。 もう少し日本には力があったのだから未練がましい悔しさが生まれてくる。悔しさに未練がましいという気持ちがくっついてくるのだから、本当に今の僕の気持ちは「情けない」という言葉に言い換えてもいいぐらいです。

今回のワールドカップの敗因を考えてみよう。まず点が取れなかったとか、DFが最後には崩されたとか、そんなことはもうどうでもいい。一番の問題点は、運動量、持久力においては優れているアジアのしかもその日本代表の選手の足が相手のチームより先に止まってしまったということです。オーストラリアもクロアチアも戦う前はジーコや日本の選手の頭の中にも後半必ず我々より先に足が止まってくると考えていたはずです。運動量、スタミナにおいては絶対我々の方が上だと思っていたはずです。それが先に足が止まったのです。足が止まるというのは走れなくなるということ。 そして集中力も薄れてくるということです。 中田英が 「サッカーはまず走れなければサッカーにならない」みたいな事を言っていましたが、そのとおりだ!! その走れない状況に日本がなってしまったということです。 この現実に関しては、日本のサッカー協会のトップの人たちは本当に今回のワールドカップを学習して欲しい。本番初戦のオーストラリア戦までのコンディションのもっていきかた(これは選手のメンタル面も含む)に絶対問題があったはずです。 

ジーコにすべてをまかせていたのだからしょうがないではなく、今後のためにもいい教訓にしてほしい。一番大切な本番を迎えたその日にスタミナを維持できない状態だったということを直視してほしい。オーストラリア戦の前半に坪井が足に痙攣を起こす、しかも3ヶ所にわたって。あの交代からもうそのシグナルを送っていたのです。

1点リードしているのに9分間で3点を取られる。いくらヒディングがフレッシュな選手を次々と攻撃の方へ入れてきたとしても、9分間で3失点はおかしい。 その答えは日本のDF(ボランチも含め)の足が止まっていたからです。オーストラリア、クロアチアよりも“持久力”、“スタミナ”のある日本の選手の足が止まっていたのです。クロアチア戦の柳沢のシュート、ジーコは「柳沢は自分の所にボールがきてシュートするという準備が出来てなかった」と言っていました。確かにそうです。それは間違いない。しかし、もうひとつ言えることは、もうあの時間帯で柳沢の足が止まっていたとも言える。もうガソリンが切れかけていてボールにそして試合の流れに瞬時に反応することが出来ない状態になっていたと考えられます。 もし、まだピンピンしていて動ける状態なら、たとえシュートの準備ができていなくても、小さい頃から何十年もボールを蹴ってきて、そして日本代表にも選ばれた選手です、体が無意識に反応してキッチリ目の前の誰もいないゴールにボールを入れ込んでいたはずです。それぐらい代表選手のレベルからすれば、あれは簡単なシュート。細かいところを見ていけば、まだまだいろんな問題があるのですが今回の日本代表に関してはそんなことはもうどうでもいい。それはそういうことに関してはすべてサッカー選手が選手として90分間思い切り走れてからの話です。

中田英が言っていた「サッカーは走れなくてはサッカーにならない」。2006年ドイツワールドカップの日本代表に関してはこの言葉につきる。この言葉がすべてを表している。サッカーにならないまま本番を迎え、戦ってしまったということです。すべての問題はこの事実に尽きます。

この大会はそんな大会だったと思う。だから本当に悔しいです。

ちくしょーーーーーっ!!!!!

              島崎 俊郎

あとがき)

日本人の全てが今回のような暑い中での試合で後半に足が止まるのは相手チームだと信じていたと思います。(日本人はマラソンも強いですから・・・。)

サッカーの技術はともかく日本人の持久力だけは世界に通用すると思っていただけに、後半の“ガソリン切れ”には悔しさというかショックを感じました。

 サッカーの技術は世界レベルに近い選手もいますが、90分イヤ!延長も考えると120分間走れるチーム作りを期待したいと思います。 

 余談ですが、アダモすファミリーも「コントは走れなくてはコントにならない!!」をスローガンに8月25日のライブに向けてまずは走りこみから始動します!!

 とにかくサッカーが続く限り、このコーナーも続きます。今後ともよろしくお願い致します!! 

 

ペイ三郎

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