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日本×バーレーン  観戦記

2005年6月3日(金)19時35分:現地(マナマ国立競技場、晴れ、観衆:25,000人

◇W杯アジア最終予選B組

日本   バーレーン
1
前半
0
0
後半
1
     
54%
ボール支配率
46%
1
合計
0

【得点者】

日本:小笠原(前半34分)

【交代】

日本:中田浩二(中村=後32分) 、稲本 (小笠原=後43分)、玉田(柳沢=後44分)

バーレーン:ジャマル(サルミーン=後半)、タレブ(フバイル=後半)、ナセル(マルズーキ=後29分)

【スターティングメンバー(日本)】

川口能活 (ジュビロ磐田)  田中誠 (ジュビロ磐田)  宮本恒靖 (ガンバ大阪)

中沢佑二 (横浜Fマリノス)  中田英寿 (フィオレンティーナ)  小笠原満男(鹿島アントラーズ)

中村俊輔 (レッジーナ)三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)  

福西崇史 (ジュビロ磐田)  加地亮 (FC東京)  柳沢敦(メッシーナ)

 

ペイ三郎でございます!

非常に重要な一戦。この試合の結果次第でドイツが近づくか・遠くなるのか… そういう一戦です。やはりこういう試合がある日はどこの職場でも“決戦モード”でして、私の職場でも「今夜は何時開始?勝つよな〜?」とか、「小野の代役は誰なんだ?」とか、「今夜は“タモリ倶楽部”やらねえのか?」とか… そんなサラリーマンなりのサッカー談議(?)があちこちで交わされるのであります。非常に楽しみであり、かつ不安な一戦でもある訳ですが、まさにこれこそが予選でしか味わえない緊張感だということを8年前のフランスW杯予選以来、久々に実感しております。

それでは、アダモ師匠より「日本×バーレーン観戦記」をお送りします!!

「本当に大事な一戦だった!」

まずこの試合は本当に大事な一戦でした。この大事な試合で、しかもアウェーで勝ったことを素直に評価したいです。評論家の中にはこの場におよんで内容がどうのこうのと言う人がいますが、優先順位からすればまず勝つことが一番大事、“内容”はその次です。内容が良くても負ければなんにもならない。(サッカーに“判定勝ち”なんてないのだ!)

その上で、ここではその“内容”について少し分析してみます。

まずはなんといっても中田です。改めて彼の存在の重要性を感じました。前回のキリン杯観戦記では、「日本は試合をしながら相手を見る力・読む力が弱い!」と書きました。要するに今、現実に戦っている相手の長所・短所とか、強い部分・甘い部分を見抜く力です。これは極端に言えば同じチームでも今回のバーレーンは前回のバーレーンとは違い、選手個々のコンディションやモチベーション、チームの戦術など前回とは違うチームであるということを、“試合をしながら感じる力”(いわゆる洞察力)なのです。この力が日本代表には欠けているのですが、中田という選手にはその能力ある。

お笑いの世界で表現するならサッカーは台本のあるコントではなく、“フリートーク”なのだから、完全な台本なんて絶対に書けません。しかし、ある程度のコンセプトは書ける。いわゆる我々の業界でいう“たたき”というやつです。サッカーの監督というのは、その“たたき”までしか作れない…あとは選手がどう感じ、どうしゃべるかなのです。つまり「どうプレーするか」です。フリートークというのも自分のコンディションや相手のコンディション、その場の空気によって全く変わってくる。そして面白かったからといって、二度と同じことを再現できない。中田はその我々でいうフリートークが非常にうまい!だからアドリブがきくし空気が読める。僕が日本で一番の選手は小野でも中村でもなく、中田であるという根拠は総合的にそういう部分を含めてのことなのです。(こういった部分はテレビには映りませんが、試合の優劣を決める大事な要素になるのです。)

中田が試合中に必死で他の選手を怒鳴り、コーチングしている姿を見ると非常に頼もしい。中田はそういう部分に欠けている他の選手を動かしている。(チャンスや危険をいち早く察知し、他の選手を動かしているということ)

僕の中でのMVPは小笠原ではなく、間違いなく中田です。プレーよりも今回書いた能力の方が日本代表にはもっと必要であり、重要であると思います。

中田はよく“王様”と言われますが、僕からすれば中田は“演出家”です。つまり今の日本代表は、プロデューサーはジーコであり演出家は中田である。そんな構図が僕にははっきり見えてきた試合でした。次の北朝鮮戦には出場出来ない中田は、「ピッチの外から見える部分を選手に伝えようと思う。」と言っていましたが、なんとも頼もしい限りです。

彼はやはり“王様”ではなく“非常に厳しい演出家”である。

「そうか!厳しいのか!!だから中田は“王様”と呼ばれるのかなあ…」

なんかよくわからなくなってきたので、今回はここまで…。

 

島崎俊郎

ペイ三郎(あとがき)

今回のドイツW杯予選のなかでは一番スッキリした形での勝利! さすがにアダモ師匠のペンも滑らかです。中田の存在の素晴らしさを “お笑いの世界” に例えた表現は非常に面白くてわかりやすい。しかし残念ながら、次の北朝鮮戦は累積警告により中田、中村、三都主が出場できない…。中田はピッチの外から“演出家”という役割はあるとして、あとの2人(中村、三都主)はどうするか? そうか、次は無観客試合なのでサポーターという立場で戦力になれる。しかも三都主はブラジル出身なので、通訳なしでジーコ監督にヤジも飛ばせる…。 くれぐれも今回の試合中に偶然カメラに写ってしまったスタンドで観戦中の三浦淳宏のように、“棒付きのキャンディー”なんか舐めている場合ではないのです。

さて、いよいよ次の北朝鮮戦では引き分け以上で日本の予選突破が決定します。どんな形でもいいので、次の試合で決めることを祈ります。という訳で、次回の北朝鮮戦観戦記は「おめでとう日本代表!」をお送りします…となる事を祈りつつ、この辺で失礼します。

 

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