2006年3月30日(木) 大分・九州石油ドーム、晴れ、観衆:36,507 |
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◇W杯アジア最終予選B組
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【得点者】 日本:佐藤(後半40分) |
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【スターティングメンバー(日本)】 GK:川口能活 坪井慶介 中澤佑二 三都主アレサンドロ 福西崇史 小野伸二 加地亮 玉田圭司⇒巻誠一郎(後半31分) |
ペイ三郎でございます!「アダモちゃんねる2」として生まれ変わって記念すべき復活第1回目。 約半年ぶりの再開でございます。 一口に半年と言いましても色々な事がございました。 「ホリエモン逮捕」、「荒川静香の金メダル獲得」、「日本、WBCで金メダル獲得」、「サンコンさん57回目の誕生日」、「島崎俊郎さん51回目の誕生日」、「ペイ三郎、秋田にUターン就職」(個人的な事ですいません!)・・・。 という訳で地元秋田より「日本×エクアドル観戦記」をお送りします!!
島崎でございます。W杯を目前に控えたこの時期、公式戦ではないにせよ内容にこだわるのはもちろんですが、勝ち・負けにもこだわらなければならないと思います。
そういう意味ではまず勝てたということは評価したい。
相手のエクアドルは主力選手が何人か欠けており、しかも極端に苦手なアウェーという状況とはいえ、日本は“仮想ブラジル”という位置付けの試合でしたが、その力はブラジルよりはかなり劣っていたと思います。(とても、“仮想ブラジル”になり得る試合ではなかった!) 今回の一戦、日本からすれば“仮想ブラジル”という相手ではなく、「“エクアドル”というアウェーに極端に弱く、少々主力が欠けている南米の国とホームで戦った。」と考えた方がいいでしょう。
さて、試合内容で感じたことなのですが、ジーコの頭の中には“3バック”と“4バック”の2つのフォーメーションのオプションがある。 しかし、僕はこの試合で日本は“3バック”一本で行くべきだと確信に近いものを感じました。
攻守において明らかに“3バック”の方が“4バック”よりバランスが良く機能しているからです。
選手の方からも、「3バックの方がやりやすい。」という声が聞かれます。 よって、選手がやりやすいのだから絶対やりやすい方(“3バック”)でやるべきです!!
特に言いたいのは、日本の最大の問題である“点を取る”という攻撃の方です。“3バック”で行けば明らかにサイドからの攻撃が増え、“4バック”よりも色々なバリエーションが生まれる。 今回の試合もし4バックで戦っていたら、最後の佐藤の決勝点は生まれていないでしょう!! 三都主が何度も左から上がり、ボールをあげるということは出来なかったはずです。「サッカーとは“点を取るスポーツ”であり、“点を入れさせないスポーツ”ではないのです!!!」
点を取る“力”とか“可能性”が無い限り、絶対に勝ち上がってはいけないのです。これは僕が何度も言ってきた持論ですが、点を取れないチームは絶対に“番狂わせ”、いわゆる相撲でいう“金星”をあげるような試合は出来ないのです。
日本が今回のW杯でベスト8以上を狙っているのなら、絶対に1つや2つの“番狂わせ”をしなければならないのです。 つまり自分で点を取ることで、「負け試合」を「引き分け」や「勝ち」にしていかなければならないのです。 そういう意味で本大会は絶対“3バック”一本で行くべきだ!! “3バック”か“4バック”で悩んだり迷ったりするのではなく、“3バック”一本でその戦い方の質を上げていく努力をするべきです。
日本の最大の特徴である、中盤(MF)の水準の高さを生かすためにも、“3バック”でいくべきだと思います。(明らかにパスのコースが増え、能力の高さを発揮しやすい状況が生まれる。)
僕はジーコのファンで、ジーコと心中するつもりで最大の評価と信頼を彼に寄せていますが、日本代表のフォーメーションに対する考え方だけは少し気になります。
今回の試合はそんな事を改めて感じさせてくれた試合でした!・・・以上。
島崎 俊郎
(あとがき)
日本野球、WBCで金メダル獲得! 記念すべき第1回大会で優勝できたことはとても嬉しかったです。 昔から野球は国技と言っていいほど人気のあるスポーツですので、「日本は簡単には負けない!」、「日本は世界のトップクラス!」という気持ちを日本人の誰もが持っていたと思います。サッカーでいえば、ブラジル・イングランド・ドイツ・イタリア・・・等の国民と同じような心境だったと思います。 しかし、サッカーに関して日本はそこまでの伝統と実績が残念ながら野球ほどはないと思います。 アダモ師匠が言うように、W杯で良い成績を残す=>「番狂わせ」が必要なのです!! 野球の盛り上がりでサッカー人気が落ちることは無いと思いますが、今回の対エクアドル戦は“日本のサッカー人気存続”という意味も含めて、絶対に負けられなかった一戦であったと今つくづく思います。
サッカーも“がんばれニッポン!!!”なのです。
ペイ三郎
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