キリンチャレンジ2005 日本×ホンジュラス 観戦記
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「日本代表DF 本当にひどかった!!!」島崎でございます。今回のホンジュラス戦、凄い点の取り合いでした。これは両チームに言えることですが、DFが極端に悪かった! 両チームにこれだけの点を取れる能力とか、決定力があったとは思えない。両チームのDFがあまりにも悪過ぎただけだ!だからお互いに、いとも簡単に点を取ることが出来たのです。日本は4バックが簡単にウラを取られ、サイドは相手のスピードに振り切られた。完全に相手の攻撃に守備組織が崩されてしまったと言っていいでしょう。確かに向こうはさすがに中南米、ここぞという時のボールへの詰めとスピードにはさすがなものがありました。しかし、簡単に失点することはそうそうあるものではない。事実、日本はコンフェデ杯であのブラジルに“あわや勝利?”という接戦を演じています。日本代表DF陣はこの試合に関しては“魔が差した”と簡単に片付けてほしくない。「我々の守備は何かの問題があれば、時としてこういう事もあり得るのだ」ということを事実として受け止めてほしい。そしてこの試合を“守るということに関するいい学習”にしてほしい・・・。しかしホンジュラスの守備もひどかった! 特に後半、足が止まったということもありましたが、根本的にDF陣にスピードが無い。特にセンターバック、簡単に日本の攻撃陣にウラを取られていました。全体的にはイージーなトラップミス、マークミス、集中力に欠けているとしか思えないような個人プレーや組織プレーの連続でした。試合展開からすると、いくらアウェーとはいえホンジュラスは絶対に勝っていなければならない試合でしたが、それが終わってみれば5対4。あれではやはり中南米の予選を勝ち抜くことは難しいと思います。 話題は変わりますが、僕はこの試合でひとつ気がかりなことを感じてしまいました。それは誰もがその力を認める中田(英)です。本当にいい頃のような試合の中での“光”を感じなかったのです。試合全体を読むのが非常に優れている選手だけに、自分のいい所を必死で出そうというよりも意識のほとんどが“チームの攻守のバランスをとる”というところに向いているような気がします。試合の時間帯によっては、その存在さえもが完全に消えていると思う時がある。中田(英)もいわゆる「曲がり角」に来ているのかもしれない・・・。ならば今の彼なら是非ボランチで起用するべきである。そして中田(浩)でも稲本でもなく、福西とコンビを組ませ日本の不動の両ボランチとするべきだと思う。ローマ(セリエA)時代の監督が中田(英)を最初はボランチとして使おうとしたのが、今となっては何となく解るような気がします。そして福西ですが、僕はボランチとしての力は中田(浩)、稲本よりも上だと思っています。中田(英)からすると今の代表チームに入ってプレーした場合、自分が決定的な仕事をする動きが出来る状況ではないと思うが、気が付けば守備的な位置で相手のボールを追っている。そしてボールを持てば時々遠い位置から縦パスを供給している。(そのパスにはさすがにセンスを感じますが…) ならばやはりボランチで起用する方がよいと思う。要するに今の中田(英)の総合的な能力を潜在的な部分から判断すると、ボランチが一番向いていると言いたいのです! このように僕の中では中田(英)に関するひとつの結論めいたものを感じとった試合でした。そんなこんなで今回はこれでおしまいにします。 なんともまとまりのない観戦記になって申し訳ない! 反省してます!! でも考えてみると、今回の試合の代表DF陣よりはまだまとまりのある方かな〜。 何度も言いますが今回の試合、代表のDFは本当にひどかった!!!・・・以上。
島崎 俊郎 |
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(あとがき) ペイ三郎でございます! まずは今回の対戦相手「ホンジュラス」。首都はテグシガルバ、面積は11万2492平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口は約727万人・・・以上です。特筆すべき情報は無いです! ただ一つ言わせて頂くと、なんか若手お笑いコンビみたいな国名です。2006年W杯予選(北中米・カリブ)は2次予選グループ3位で敗退。そうです、W杯予選では既に敗退が決定している国です。 今回の試合は評価するのに非常に苦労する試合でしたので、日本代表の“海外組オールスター戦”だったと思うことにしましょう! それで結果が5対4なら非常に楽しい“オールスター戦”だったということになります。(もちろん冗談ですが…) しかし次のテストマッチでは、先日の東アジア選手権のように是非とも新しい選手(戦力)を試してほしい。まだ本大会の代表メンバーは固まっていないでしょうから、本大会で“番狂わせ”を演じてくれそうな新戦力を期待しています。がんばれニッポンです! ペイ三郎
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