以前のアダモちゃんねるの「史実アダモステ」を再監修。アダモちゃんこと島崎俊郎の古今をペイ太郎が暴きます

1982年 ■伝説の番組(オレたちひょうきん族)

アダモちゃんは、この番組でアダモちゃんをはじめ数々のキャラクターを演じました。正直、アダモちゃんは(なんかややこしいですね、この回だけ島崎さんとします)、島崎さんはほとんどのキャラクターも気乗りしなかったそうです。アダモちゃんだって最初は乗っていませんでした。アダモちゃんをやらされることになって、島崎さんだけ一人、スタジオのみんなを笑わすために出て行くような空気設定ができあがって、毎回、スタジオのスタッフや出演者、いわゆる同業者を笑わす。お客さんを笑わすのはいいんだけど、同業者を笑わすって一番嫌だったんです。しかし、嫌だな、嫌だなと思ってることが逆にテンションを高め、「やりゃあいいんだろ」という気持ちになっていく。出番直前に「よーし、わかったわかった、もう何でもやってやるよ、この野郎」という気持ちがアダモちゃんのキャラクターになった。プランのない芸の積み重ねがアダモちゃんという芸です。