以前のアダモちゃんねるの「史実アダモステ」を再監修。アダモちゃんこと島崎俊郎の古今をペイ太郎が暴きます

1983年 ■悲しい営業T(流れるプール)

夏の流れるプールでの営業。流れるプールの真ん中の島にマイクが3本立っている。出番前にそれを見たときにアダモちゃんは嫌ぁな予感がしました。出番になって司会者が「ヒップアップさんの登場でーす」って。で、ボートに乗って島まで行くはずだったのですが、水が流れているから、なかなか島までたどり着きません。やっとのことで島までたどり着いて、「どうもこんにちは!」って言ったら、お客さんもどんどん流れています。基本的に笑いの骨格はフリがあってオチがあるわけで、フリをしてオチを言ったときにはもう違うお客さんが目の前を流れてる。いつもだったらドーンとウケるところが、ポカーンとしています。これはやりにくいと思ったヒップアップ。そこでひらめきます。「ターゲットを一人に絞って、俺たちが回ればいいんだ」。マイク関係なしに一人だけ面白そうなキャラクターのお客さんに絞って、島の上で回りながらネタをします。その光景を他のお客さんに見てもらって笑いをとったそうです。