以前のアダモちゃんねるの「史実アダモステ」を再監修。アダモちゃんこと島崎俊郎の古今をペイ太郎が暴きます

1971年 ■対決!釜本選手(ヤンマー対京都高校選抜)

京都のサッカーには釜本邦茂さんという超大物がいました。アダモちゃんは、その釜本さんと対戦することになったんです。ヤンマーが京都高校選抜に胸を貸してくれて練習試合を行うことになり、アダモちゃんはDF、釜本さんはFW、そう、アダモちゃんは釜本さんに付くことになったんです。ヤンマーの攻撃は全部釜本さんにボールを集めてきます。これが高校生レベルなら、DFのアダモちゃんはボールが相手のどこにあるか見えるし、奪えるのですが、釜本さんに渡ったボールは全然見えません。DFにとってボールが見えないのは一番不安。ボールを懸命に探すアダモちゃんの隙を見て、釜本さんはぬらりひょんの如くすっと消えてしまう。ハッと振り返るともう遠くのほうに背番号9が走っている。釜本さんは赤子の手をひねる感じでサッカーを教えてくれました。サッカーを志す青年にとって、釜本選手に付けたというのは勲章ですよね。

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