一杯目 島崎俊郎が音楽好きなの知ってた?


「懐かしのお笑い―」といった類の番組では、ヒップアップは漫才でもコントでもなく、音楽GAGというカテゴリーに当てはめられる。鈴を持って「それでは〜♪」と歌うお約束のネタは、確かに音楽の要素がある。しかしながら、それはあくまで『お笑い芸人ヒップアップ』の話。純粋に『島崎俊郎と音楽』がリンクされている事実とは別の話である。

2005年3月、アダモすファミリーpresent’s 島崎俊郎50歳お誕生パーティーのときのこと。我らアダモすファミリーは一夜限りの、コントライブを決行しました。

 そのときの出来事である。島崎さんはおもむろに「昔のメンバーと・・・」と言い、二人のギター奏者を引っさげ舞台に立つ。たちまち会場は、ドタバタコント寄席からアコースティックライブを聴きながらお酒を楽しめるダイニングバーに。

歌うその姿は、真剣そのもの。で、歌はというと、燃え滾って冒険するような恋の歌だったり、親父から子供への暖かい気持ちだったり、ちょっと大人な詩と、フォークでブルースな懐かしいメロディーが魅力的でした。決して、イマドキみたいなタテノリじゃない、思わず手拍子したり、肩を揺らせて、しっとり飲みたくなるような感じなテイストで。

 昨年は、オスマン・サンコンさんと誰もやらなかった新しいことをしたい!とアフリカバンドを結成。アフリカ音楽は日本には浸透していないけども、一度聞いた人は、虜になること間違いなし。(ちなみに私の結婚式にもゲストでお越しいただきました。うちの嫁さんはかなり感激してました!)

 島崎さんと音楽、テレビじゃなかなか見られないこの組み合わせ、なかなかシビれますよ!ではどんなルーツがあったか?それはまた、島崎さんが来店したときに聞いてみましょう。